FreeBSD によるダイアルアップ式ファイアウォールの構築 | ||
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6.1. “limit 500 reached on entry 2800” のようなメッセージが出た後、私のマシンはそのルール番号に対 応する拒否されたパケットを記録しなくなりました。 ファイアウォールはまだ動作しているのでしょうか?
単にそのルールのログカウントが最大値に達した ということを意味しています。ルール自体はまだ機能していますが、 ログカウンタをリセットするまでそれ以上ログを記録しません。 カウンタのリセット方法の例を以下に示します。
# ipfw resetlog
また、この限界値を上述の IPFIREWALL_VERBOSE_LIMIT
オプションで 変更することもできます。 さらに、この限界値は
(カーネルを再構築して再起動せずに) sysctl(8) の
net.inet.ip.fw.verbose_limit 変数により 変更することもできます。
このチュートリアルはあなたが userland-ppp を稼働していて、その結果 tun0 [ppp(8) (またの名を user-ppp) で作られる最初の接続に相当します] インタフェース上で供給されたルールセットが動作していることを想定しています。 さらなる接続は tun1、tun2 などを用います。
pppd(8) が ppp0 インタフェースを代わりに用いるということにも注意するすべきです。 よって pppd(8) による接続を始めるなら ppp0 の代わりに tun0 を用いて下さい。 この変更を反映するファイアウォールのルールを 編集する早道は以下に示されています。 元のルールセットは fwrules_tun0 としてバックアップされています。
% cd /etc/firewall /etc/firewall% su Password: /etc/firewall# mv fwrules fwrules_tun0 /etc/firewall# cat fwrules_tun0 | sed s/tun0/ppp0/g > fwrules
いったん接続が確立したら、 現在 ppp(8) か pppd(8) のどちらを利用しているかを知るために ifconfig(8) の出力で検査することができます。 例として、pppd(8) で作成された接続では、 このようなものが目にするでしょう (関係のあるものだけ示しています)。
% ifconfig (skipped...) ppp0: flags=8051<UP,POINTOPOINT,RUNNING,MULTICAST> mtu 1524 inet xxx.xxx.xxx.xxx --> xxx.xxx.xxx.xxx netmask 0xff000000 (skipped...)
他方で、ppp(8) (user-ppp) で作成された接続では、 あなたはこれに似たものを目にするはずです。
% ifconfig (skipped...) ppp0: flags=8010<POINTOPOINT,MULTICAST> mtu 1500 (skipped...) tun0: flags=8051<UP,POINTOPOINT,RUNNING,MULTICAST> mtu 1524 (IPv6 stuff skipped...) inet xxx.xxx.xxx.xxx --> xxx.xxx.xxx.xxx netmask 0xffffff00 Opened by PID xxxxx (skipped...)
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